寒い日が続きます。
早く暖かくなってほしいものですね。
今日はシーズーを飼っているO様からの甘噛みについてのご相談です。
質問
現在生後3ヶ月のシーズーを飼っている。
順調に成長して、先日ワクチンを打ってきました。
ただ、甘噛みが激しく、手や指をしつこく噛んでくる。
縄のかたいおもちゃを与えても、やはり指や手に興味があるらしく治らない。
獣医に相談すると、「歯の生え替わりで痒くなり、じゃれているのだろう」とのこと。
あまりに激しく痛いので、このまま続けていていいのか心配。
今日は子犬の甘噛みについてです。
子犬とはいえ、甘噛みって結構痛いんですよね。
果たしてこのまま甘噛みをさせていていいのでしょうか。
いってみましょう!
結論(今日のテーマ)
甘噛みは子犬期にみられる行動です。
「じゃれて可愛い♡」と甘噛みを喜んでやらせる飼い主も多いかと思います。
しかし甘噛みは相手との力比べ。
つまり順位づけ、マウンティング行動です。
早い段階でやめさせましょう。
そのまま続けると、犬の方が優位になり、のちのち甘噛みから本噛みになってしまいます。
成犬時に手のつけられない犬になってしまう前に、早めの対処が大切です。
解説
以前から何度も言うように、犬とは主従関係が全てです。
犬の世界は完全な縦社会。これは揺るぎない事実です。
それがたとえ兄弟であっても、同等平等ということはありえません。
子犬同士でじゃれあっている光景をよく目にするかと思います。
お互いの関係は、自分より上か、下か。
あのじゃれ合いこそ、順位づけの行動です。
甘噛みを許すことは服従を意味する
人の手に甘噛みをするのは、飼い主との力比べ、つまりマウンティングをしている最中。
これを許していると、噛まれても抵抗しない、犬への服従を意味します。
いずれは権勢本能が強化され、《自分はこの人より上なんだ》、と思うようになってしまうでしょう。
そして飼い主を下に見て、次第にボス化します。
いわゆる『飼い犬に噛まれる』というのは、飼い主との主従関係が逆転しているからです。
犬はリーダーには絶対に噛みつきにいきません。
たとえば中型犬の噛む力は、2㎠にかかる圧力が500kg〜700kgといわれ、大腿骨を骨折させる破壊力があるといわれています。
そもそも歯がかゆいとは?
獣医師の言う「歯の生え替わりの際、かゆくて噛むのだろう」という言葉。
これもよく聞く言葉ですね。
もっともらしく聞こえますが、是非ご自身でも思い出してください。
- 歯の生え変わり時、歯がかゆかった記憶がありますか。
- 何かを噛みたくなった記憶がありますか。
ちょうど僕の息子が現在小学校2年生で、今まさに右上のCが生え替わりでグラグラしています。
その長男に、
今まさに生え変わりのタイミングだけど、歯がかゆいって感覚ある?
と聞いてみたところ、
かゆくはないよ。グラグラして気持ち悪いけどね。
あまりここでは噛みたくない。ボキっていきそうだから。
とのこと。
人間の赤ちゃんでもよく「歯固め」を与えたりします。
赤ちゃんの歯の生え初めに起こる不快感、不機嫌、いわゆる歯ぐずり。
その際、歯固めを与えると機嫌が良くなるそうです。
じゃれて甘噛みするのとは、意味合いが違います。
元歯科衛生士と歯科技工士の両親も、生え変わりはかゆいというのは甚だ疑問とのこと。
甘噛みは、歯がかゆいからでも、あなたへの愛情表現でもなく、相手との順位づけをする行動です。
対処法
では甘噛みしてくる子に対して、どのように対処すればいいのでしょう。
無視をする
まず1つは無視をすること。
相手がじゃれて遊んでくる挑発に乗らないことです。
相手からすれば「力比べしようよー」という誘いに、飼い主が乗ってしまうと、順位を決める絡み合いになってしまいます。
「やりません」
と毅然とした態度なら
「なんだ遊ばないのか、せっかく誘っているのにつまんないな。もうやーめよ」
とがっかりするでしょう。
その結果、その場だけでなく、甘噛み自体をしなくなります。
ところが多くの飼い主は、そのじゃれあいに応えてしまいます。
そうすると、犬はちょっかいを出せば応えてくれると考えるようになります。
前述のように、遊びは順位づけです。
遊びの中で自分の優位性を露わにしてくるので、犬のちょっかいには乗らないことです。
もちろん遊ぶことを否定する気はありません。
その際は、人間が主導になることです。
おもちゃを引っ張り合う遊びでも、必ず人間が最後は勝って終わるといった工夫をしましょう。
指を突っ込んでしまう
もう1つは少々荒技ですが、甘噛みをしてきたら、そのまま指を口の奥まで入れてしまう方法。
効果は抜群なので、当犬舎でも多くのお客様にレクチャーしてきました。
甘噛みで指をかじってきたら、そのまま指を喉の奥までグッと突っ込みます。
『ガハッ』となるくらい、結構奥まで入れても大丈夫です。
かじる→突っ込まれる→苦しくなる
この流れを覚えさせます。
これは訓練士でも行う天罰法という訓練で、様々な場面で応用できます。
ポイントは、やるときは躊躇せずにやる事です。
少しの力でダラダラやるより、やるときはちゃんと天罰を与え、短い期間で終わらせます。
甘噛み以外にも、玄関のピンポンに反応して吠える子にも、同じような方法が使えます。
石を入れた空き缶を用意し、吠えたら後ろから知らん顔してそっと投げる。
ピンポンがなる→吠える→大きな音がする
この流れです。
かわいそう、と思いますでしょうか。
しかし、保健所という不幸な生涯を辿る犬の多くは、こういった《噛む》《吠える》といった問題行動が理由です。
このような不幸な子を増やさない為にも、主従関係はとても大切です。
最後に
甘噛みに対する、今までの考え方とは少し違っていたかもしれません。
基本、甘噛みはさせない。
しつこくやってくるようなら、天罰方式を試してみる。
犬との主従関係を守りながら、楽しいペットライフを過ごしてください。
それが結果的に、不幸な犬たちを増やさないことだと我々は信じています。
※参考文献
雑記
来週のアメトークはL’Arc〜en〜Ciel大好き芸人ですよ!
風にきえないでは発表から25年、ずっと聴き続けている曲で、ラルクの最高傑作だと思ってます笑
うわ、こんな細かいとこまでギター重ねてるよ!とか、
サビのバックコーラスの入れ方とか、
地味に入ってるアコギとかピアノ、
訳のわかんない意味不明な変態ベースラインとかバスドラの音まで、
とにかく細かく聞けば聞くほど作り込まれた楽曲です。
ライブでは演奏しないことで有名ですが、この曲を生で聞くまでは死ねん!!