家族ともよく話し合ったし、末永く大切に育てていく決心がついたよ!
さっそく買いに行こう!
最近は商業施設に大型ペットショップも併設されてるね!
- 気軽に行ける
- 何でも揃う
- 不安のある個体に当たりにくい
メリットもあるけど
- 社会性の欠如
- 買った後の相談のしずらさ
といった最大のデメリットもあるよ!
犬を買いたいと思ったとき、おそらく多くの方がペットショップを思い浮かべるでしょう。
もちろんそれも方法の1つです。
しかし犬と出会える方法や場所は他にもあるので、自分はどれが1番あっているのか、じっくり考えてみよう。
ペットショップのメリット
たくさんの犬種から実際に見て選べる
ペットショップの1番のメリットはここにつきます。
まだどの犬種にするか決まってないときも、実際に足を運んでみて参考にできます。
思ったよりも活発な犬種なんだな
以外に声が大きいのね
飼ってからでなければ分からないことも、実際に目の前で見ることで、飼ってからのイメージも湧きやすくなります。
皆さんの1番身近にある場所がペットショップではないでしょうか。
最近では大型ショッピングセンターのなかにも併設されてますよね。
たいていの物は揃えられる
ここはいわばペットの総合デパートです。
ドッグフードやバスケット、おもちゃに洋服まで売ってます。
必要なものはほとんど揃えることができ、しかも値段も比較的安価です。
バスケットや洋服など、ネットではサイズが分からないものも買いやすいでしょう。
店内を見てるだけでも楽しいですよ♪
ペットショップのデメリット
社会性の欠乏
個人的に1番の懸念点はこの社会性の欠如です。
みなさんは子犬が1頭づつ個別にアクリルケースに入ってる様子を想像すると思います。
子犬にとって本来この時期は、母親や兄弟と過ごす大事な時期です。
犬は群れで暮らす動物。上下関係の世界です。
たとえ兄弟であっても平等なんてことはありません。
兄弟喧嘩をしながら噛んだ噛まれたで痛みを学習し、母親に怒られ上下関係を身に着けていくのです。
その大事な時期を過ごしていないということは、群れの中での意識構築が未熟なまま、家庭に迎えることになります。
上下関係、主従関係が身についていない結果、主人である飼い主に噛み付くという問題行動が多くなるのです。
よく小型犬が大型犬に対し、仰向けになってお腹を見せてる様子を見たことあるかな?
あれも《あなたには敵いません〜》といった上下関係の意思表示だよ!
スタッフに犬のしつけを教えられるプロが少ない
少ないと書きましたが、ほぼいないと思ってください。
おそらく対応してるほとんどのスタッフがアルバイトです。
もちろんショップが用意したお客様に教える「しつけマニュアル」はアルバイトの方たちも熟知しているでしょう。
しかしそのスタッフも、せいぜい『実家で犬を飼っていた』程度のものです。
これから子犬を飼おうとしている方たちに、満足なしつけ方法も教えられない結果、家庭での問題行動に悩む飼い主が増えていくのです。
ぼくはブリーダーでありトリマーの家庭に生まれ、子供の頃から子犬の出産をみてきました。
現在もブリーダー兼トリマーとして、生後0日から20歳の超高齢犬まで日々扱ってますが、
子犬の出産も見たことがないスタッフから子犬を買うことに、ものすごく違和感を感じています。
余談ですが、ペットショップで売れ残りのフレンチブルドッグの子犬を買うも飼い主にも噛み付く。爪が伸びてきたからその購入店で爪切りを頼むも、スタッフも噛まれ結局断られる。
子犬のときに上下関係が構築できず、店内スタッフからも満足なしつけをさせてもらえなかった結果です。
書店で書籍やネットでしつけに関する記事が多いのも頷けると思います。
生体代が割高になりがち
ペットショップに並んでいる子も、もとはブリーダーで繁殖された子たちです。
その子達がペットショップのアクリルケースに並ぶまで、どういう経路をたどるかお教えします。
- ショップバイヤーがブリーダーに直接買い付ける
ショップと登録してる全国各地のブリーダーへバイヤーが赴き、そこで品定めし「この子は¥○○○でどうですか」といった具合で買い付ける。
- オークション会場にて落札し店頭にだす
子犬を扱う競場(せりば)いわゆるオークション会場が日本各地にあります。
毎日のようにオークションが開催され、そこにブリーダーが出品し、ペットショップのバイヤーが落札しみなさんの街の店頭に並んでいきます。
(※すべてのブリーダーがオークション出品してるわけではありません。当然ブリーダーもお客様へ直販したいので、子犬直売販売サイト等が主流になりつつある)
オークション会場に払う手数料、バイヤーの手数料。
これらのマージンが上乗せされているので、必然的に店頭に並ぶ価格も高くなります。
よく街中の中古車屋さんで『オークション代行承ります』といた文字を目にするけど、あれと同じ?
そうだよ!
中古車業界もオークションで落札した車体を整備したり磨いたりして、価格を上乗せして店頭に出しているんだ。
ネットショッピングの普及
またペットショップではフードなどの物販では利益は見込めません。
いまはネットショッピングでフードも安くで買える時代。
加えて商業施設内の広いテナント料。光熱費。スタッフの給料。
ペットショップが利益を出そうと思ったら、ペットの生体代を高くするか、ペット保険に強制的に加入させるしかないのです。
まとめ
長くなってしましましたが、ペットショップのメリット・デメリットについて書きました。
商品は安くで買えるけど、子犬を飼おうと思ったらペット保険まで加入させられ、結果当初の想定よりも高額になってしまったという話はよく聞きます。
ペットショップは物販等で利益を出せない分、生体代で儲けるしかないんですね。
またバイヤーが直接買い付けるに加え、専属の病院や獣医が店頭に出す前に隅々までチェックをするので、不安のある個体に当たる可能性が低いといったメリットもあります。
ペットショップで子犬を購入する際は、これらのことを踏まえてよく検討してみてください。